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新製品開発に欠かせないナッツの首位は、アーモンド

 ※このプレスリリースは2021年7月19日に米国カリフォルニア州で発表された資料の抄訳版です。
 

新製品開発に欠かせないナッツの首位は、アーモンドのサブ画像1

世界最大のアーモンド生産地である米国カリフォルニア州の約7,600のアーモンド生産農家ならびに100を超える製造加工業者で組織される「カリフォルニア・アーモンド協会」(本拠地:米国カリフォルニア州モデスト)は、Innova Market Insights社が発表した新しいデータによると、2020年に世界で発売されたナッツ製品のうち、41%以上がアーモンドを使った製品であり、全世界で12,181種類もの新しいアーモンド製品が発売されたことを発表しました。

世界の消費者は、自身のライフスタイルに合った食品や、必要とされる健康強調表示に対応した食品を購入するようになってきています。Innova Market Insights社が発表した「グローバル新製品レポート(Global New Products Report)」の最新の調査結果によると、アーモンドは、消費者の特定のライフスタイルや健康目標に向けて開発された新製品の主な原料として使われていることがわかりました。

アーモンドは、北米、欧州の多くの国、そしてラテンアメリカの消費者の間で、栄養価の高いスナックとして認知されています。これらの地域では、アーモンドの健康上の利点として、「心臓にやさしい1」、「体重管理」、「記憶力の向上」などが挙げられています。世界的に見ても、アーモンドを含む製品には、食品全体に比べて、健康強調表示が記載されているケースが多く見られます。

アーモンドに関連する健康強調表示のトップは、「グルテンフリー」で、その割合は以前に比べて2%増加して26%となりました。その次が「ヴィーガン」で18%、そして「高タンパク/タンパク源」が16%と続きます。また、本レポートによると、植物由来の食品が主流となりつつある中で、今年はアーモンドが植物由来を強調する食品の原料として最も頻繁に使用されたナッツであることがわかりました。

Innova Market Insights社のイノベーション・ディレクターであるルー・アン・ウイリアムズ(Lu Ann Williams)氏は、次のように述べています。
「新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な混乱により、2020年は食品業界にとっても未曾有の年となりました。それに伴い、消費者は、健康やライフスタイルのニーズに対応した食品をより一層求めるようになりました。食品の開発者は、消費者のこれらのニーズに訴求できるアーモンドの多用途性に励まされるはずでしょう。アーモンドは、アーモンド・プロテインパウダー、アーモンドパウダー、アーモンドバターなど、さまざまな形に加工され、製品カテゴリーを超えて使用されるため、世界でNo.1のナッツとしての地位を維持しています」

「グローバル新製品レポート」によると、アーモンドは新製品数で、アジア太平洋地域、欧州、北米において他のナッツと比較してトップとなり、また2020年には中東・アフリカがアーモンドを使った製品数が最も成長した地域となりました。アーモンドを使用した新製品の約80%は、「菓子(コンフェクショナリー)類(22%)」、「スナック類(19%)」、「ベーカリー(17%)」、「バー類(14%)」、「シリアル類(8%)」のカテゴリーで占められました。

アーモンドを使用した新製品のトップカテゴリーは、欧州と中東・アフリカでは「菓子(コンフェクショナリー)類」、中南米とアジア太平洋地域では「スナック類」、北米では「バー類」となりました。自宅で仕事をする人が増えたことで、「シリアル類」は27%成長してカテゴリーのトップ5に返り咲き、2019年にトップ5にランクインしていた「乳製品」から、その座を奪い返しました。

また、最も急速に成長しているカテゴリーは、51%の成長率を誇る「スポーツ栄養」となりました。 アーモンドを使用した新製品の食感に関して使われる表現は、引き続き「サクサク」(7%)、「クリーミー」(6%)、「パリパリ」(4%)、「やわらかい」(2%)、「なめらか」(2%)が上位を占めました。

 カリフォルニア・アーモンド協会のトレード・マーケティング&スチュワードシップ担当アソシエイト・ディレクターのハービンダー・マーン(Harbinder Maan)は、次のように述べています。
「未曾有の時代にあっても、世界中の消費者が、自身の栄養面における目標や、自身の欲求を満たすため、アーモンドを継続的に摂取していることを知り、大変嬉しく思っています。アーモンドの未来は明るく、来年以降もカテゴリーを超えた新たな製品が生まれてくるものと期待しています」

アーモンドは、ナッツ類で比較すると、ビタミンEとリボフラビン2を最も多く含み、1オンス(約28グラム)のアーモンドで6グラムのたんぱく質と4グラムの食物繊維を摂取することができます。

本レポートの主要データをまとめたインフォグラフィックは、Almond.com(英語)をご覧ください。

 参考文献
「2020年グローバル新製品レポート(Global New Product Introductions Report, 2020)」、Innova Market Insights社、2021年5月発行

「2019年グローバル・パーセプションズ・スタディ(2019 Global Perceptions Stud)」、カリフォルニア・アーモンド協会、2020年3月発行

1 アーモンドと心臓の健康に関する朗報です。飽和脂肪とコレステロールが少ない食事として、アーモンドなどのナッツ類を1日1.5オンス食べることで、心臓病のリスクを低減できることが、科学的な証拠により示唆されました(証明はされていません)。手のひら一杯のアーモンド(28g)には、不飽和脂肪が13g、飽和脂肪はわずか1gしか含まれていません。

2 ブラジルナッツ、ヘーゼルナッツ、ピーカンナッツ、松の実、クルミ、カシューナッツ、マカダミア、ピスタチオとの比較。

カリフォルニア・アーモンド協会について
高品質なカリフォルニア・アーモンドは、品種や栽培技術の改良のもと生産されています。数世代にわたる家族経営が多数を占めるアーモンド農家約7,600と約100の加工業者を代表するカリフォルニア・アーモンド協会は、戦略的な市場開発におけるリーダーシップや革新的な研究を通して、業界のベストプラクティスの導入を促進することにより、自然で健全な品質のアーモンドを推進しています。1950年に設立され、カリフォルニア州モデストに本拠を置く当協会は、米国農務省の監督下で、生産者により制定されたマーケティング・オーダーを管理する非営利組織です。協会の活動およびアーモンドに関する詳細は、公式WEBサイトおよび、Twitter、Instagramをご覧ください。

 

 

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