株式会社パソナグループ(本社:東京都千代田区、代表取締役グループ代表 南部靖之)は、兵庫県淡路市の廃校となった「旧富島小学校」を改装し、ウェルビーイング分野の人材育成・雇用創造を目指す『としまスコーラ』を7月11日(木)に開設いたします。
また同日より、地域資源や食文化から新たな価値を創造し、地域の魅力を発信する“地方創生料理人”を育成するプログラム『Awaji Chef’s Scuola(あわじシェフズスコーラ)』を開始いたします。
パソナグループは、2010年に閉校となった兵庫県淡路市の「旧野島小学校」を改修し、農業の六次産業化等を通じた地域活性化を目指す複合観光施設『のじまスコーラ』を2012年にオープンし、地域活性化のシンボルとして運営してまいりました。
そしてこの度、「のじまスコーラ」で培ったノウハウを活かし、少子高齢化の影響により閉校となった「旧富島小学校」をリノベーション。ウェルビーイング産業を担う人材育成・雇用拠点『としまスコーラ』として生まれ変わります。
本施設では、ウェルビーイング産業の1つである「食分野」を担う人材の雇用・育成を目的に、淡路島で採れた農産品を加工し、商品開発する2次産業拠点「セントラルキッチン」や、動物性の食品を一切使わない“ヴィーガンスイーツ”を開発・製造する「ヴィーガンスイーツ研究所」を開設いたします。
また、パソナグループの社員として働きながら、地域資源や食文化から新たな価値を創造し、地域の魅力を発信する“地方創生料理人”育成プログラム『Awaji Chef’s Scuola』を本拠点にて開校。
本プログラムの参加者は、パソナグループが兵庫県淡路市にて運営する各レストラン施設にて料理人として勤務をしながら、週に1日は研修カリキュラムを受講。世界で活躍する一流シェフによる座学講義や調理実習、地場産業での体験学習等、実務経験とともに様々な学びの場を提供いたします。さらに「としまスコーラ」併設の「Caféとしま」にて、メニュー開発から仕入れ、接客など一気通貫で店舗運営を学びます。
プログラム終了後は、パソナグループの全国拠点ネットワークを活かし、次世代を担う地方創生料理人として様々な地域で活躍できるよう就労・起業支援も行ってまいります。
パソナグループは当拠点を通じて、ウェルビーイング産業の未来を担う人材の雇用創出、人材育成を 推進し、夢のある新産業の創造を実現してまいります。
■ ウェルビーイング産業の人材創出拠点『としまスコーラ』 概要
2016年に廃校となった「旧富島小学校」をリノベーションし、ウェルビーイング分野の人材育成・雇用創造を目指す拠点
名称:
としまスコーラ
開設:
2024年7月
場所:
兵庫県淡路市富島100
面積:
延床4783.05㎡
機能:
①“地方創生料理人”育成プログラム『Awaji Chef’s Scuola(あわじシェフズスコーラ)』
身体に対する健康の観点だけではなく、地球環境に配慮した食の在り方、持続可能な食と健康について、地域資源や食文化から新たな価値の創造、そして地域の魅力を発信する“地方創生料理人”を育成するキャリア形成プログラム
開始:2024年7月
学長:佐藤洋一郎(京都府立大学客員教授)
期間:1年
就業場所:としまスコーラ及び、パソナグループが兵庫県淡路島で展開する各施設
勤務時間:9:00~18:00(一部、フレックス勤務)
カリキュラム例:
■調理実践講座 ~素材の現場を知る~
地域資産の価値や活かし方を理解、習得するため、兵庫県淡路島の様々な生産者や地場産業にて体験実習を行う。また、食材の成り立ちや素材の特性を理解するため、農業にも従事
■座学講義 ~食と健康~
発酵醸造料理の第一人者でもある料理人、伏木暢顕氏を講師に迎え、微生物が食材や心身に及ぼす働きや旨味のバランスや伝統的製法の調味料など、健康に配慮した調理知識だけでなく器や室来など、おもてなしのサービスについても学ぶ
■フードダイバーシティ講座
「ヴィーガン」「ベジタリアン」「ハラル」といった、世界各国の食文化を理解し、すべてのお客様に最高のサービスを提供するための知見を養うとともに、限られた条件下でも食材の美味しさを引き出す調理法を学ぶ
※その他、世界で活躍する一流シェフを特別講師として招聘し、和食・中華・フレンチ・イタリアンといった各種調理技術を実践的に習得
②セントラルキッチン
淡路島の農産物を加工し、商品化する2次生産拠点。製造した商品は「のじまスコーラ」、「クラフトサーカス」などで販売
③ヴィーガンスイーツ研究所
「美味しく健康にも良いスイーツ」をテーマに、小麦の代わりに淡路島産の米粉、生クリームの代わりに豆乳クリームを使用するなど、見た目も華やかなヴィーガンスイーツを開発・製造する研究所
お問合せ:
としまスコーラ事務局 Tel 050-3684-4245