ステラ マッカートニーが、今年で60周年を迎える世界最大の家具見本市「ミラノサローネ国際家具見本市」に登場。ブランド初のインテリアブランドとのパートナーシップによる壁紙やアームチェアを披露。
ステラ マッカートニー、ミラノサローネ国際家具見本市にて、マテリアル イノベーションをテーマとしたインスタレーション‘FUTURE OF FASHION’の第2弾を発表
ステラ マッカートニーのエキシビション“Future of Fashion: An innovation conversation with Stella McCartney(ファッションの未来:ステラ マッカートニーとの革新的な対話)”が、今年で60周年を迎える世界最大の家具見本市「ミラノサローネ国際家具見本市(Salone del Mobile)」に登場いたします。このインスタレーションは、ミラノを象徴する歴史あるポルタ ヌオーヴァ(Porta Nuova)を舞台に、2022年6月7日(火)から12日(日)まで一般公開されます。
このエキシビションは、バンク オブ アメリカ(Bank of America)とのパートナーシップにより実現しました。バンク オブ アメリカは、持続可能な低炭素社会への移行を加速させるためのコミットメントのもと、2030年までに環境ビジネスイニシアチブにおける、1兆5000億ドル規模のサステナブルファイナンスを行う目標を掲げています。ステラ マッカートニーの現在までにもたらした功績を活かし、未来の行動を喚起することを目指す巡回展は、昨年グラスゴーで開催されたCOP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)での発表に続く、第2弾となります。
ステラ マッカートニーの取り組みは、イギリスのチャールズ皇太子と、バンク オブ アメリカ 会長兼CEOのブライアン モイニハン(Brian Moynihan)が共同議長を務める、SMI(持続可能な市場のためのイニシアチブ:Sustainable Markets Initiative)の指針文書、Terra Cartaに沿ったものです。SMIは、持続可能性を民間セクターの中核に据えコラボレーションとイノベーションを奨励します。
ステラ マッカートニーはこう述べます─
「素材のイノベーションは地球の未来であり、デザインはそれを魅力的にするものです。この“Future of Fashion”展は、これらの世界観を融合し、ひとつにしています。菌糸体を用いた先駆的なハンドバッグ『フレイム マイロ™(Frayme Mylo™️)』は、キノコをフィーチャーしたインフィニティ ルームや、私たちにとって初めてのインテリアブランドとのコラボレーションアイテムとともに、ミラノの歴史的なポルタ ヌオーヴァという場所で、過去とより良い未来の架け橋となるよう展示されています。母なる大地とそこに暮らす仲間たちのため、私たちがこれまで成し遂げてきた取り組みを紹介できることに、とてもわくわくしています。」
2022年サマー コレクション キャンペーンで描かれた「キノコこそがファッションと地球の未来である」というテーマを引き継ぐ、この200平方メートルのインスタレーションは、最先端のファッションとデザインを融合しています。さらに、イタリアのモダン家具メーカーの最高峰、B&B イタリア(B&B Italia)や、イギリスの歴史的な壁紙ブランド、コール&サン(Cole & Son)とのコラボレーションなど、ステラ マッカートニー初のインテリアブランドとのパートナーシップも披露いたします。
ミラノサローネは、いわば、デザインを通した実験、革新、異種交配のためのラボのような位置づけであり、私たちが共有する未来のために、ステラ マッカートニーが提案するソリューションを、今日のクリエイティブなチェンジメーカーたちに紹介するためのプラットフォームとして最適な舞台です。 “Future of Fashion”展は、より環境に配慮した市場作りを目指し、マテリアルイノベーションの持つ無限の可能性を世界中に呼びかける取り組みです。
会場には、ステラ マッカートニーのサステナブルファッションリーダーとしての20年以上にわたる活動の中から、厳選されたアイテムが並びます。ボルトスレッズ社(Bolt Threads)とのパートナーシップにより誕生した、キノコの菌糸体を素材とする世界初のラグジュアリーハンドバッグ「フレイム マイロ™」をはじめ、今回のエキシビションで注目すべきは、ヴィーガン、菌糸体、再生素材、植物由来など、様々な素材イノベーションです。
他にもマテリアル イノベーション ポップアップショップ、エクスクルーシブなパートナーシップによるインテリア、巨大なキノコ型スカルプチャー、没入型インフィニティルームなど、見ごたえのある内容を展開します。
“Future of Furniture(家具の未来)” ステラ マッカートニーとB&Bイタリア:
ステラ マッカートニーは、B&Bイタリアとのコラボレーションにより、彼らのアイコンである「レ バンボレ(Le Bambole)」アームチェアを再構想。ステラ マッカートニー2022年 サマー コレクションを象徴するバーガンディ色の「キノコの森(Fungi Forest)」手描きプリントで新たに変身したチェアには、環境に配慮した持続可能な素材が用いられています。1972年にマリオ ベリーニ(Mario Bellini)によってデザインされた「レ バンボレ」は、今年で誕生から50周年を迎えます。現在では、B&Bイタリアにより、徹底的かつ新しいサステナブルな工法と循環型構成を用いて生産されています。今回発表されるスペシャルエディションの「レ バンボレ」は、ステラ マッカートニーとB&Bイタリアの継続的なコラボレーションの第1弾として登場。今後も継続的に新しいアイテムが発表される予定です。
ステラ マッカートニー xコール&サン によるコラボレーション壁紙:
2022年 サマー コレクションの象徴的な「キノコの森(Fungi Forest)」トワル ド ジュイ プリントをコール&サンが再解釈。バーガンディとネイビー、2色のラグジュアリーな壁紙となって登場します。この壁紙は、基布の79%に再生可能な繊維が用いられており、従来不織布壁紙の製造工程で発生する温室効果ガスを30%削減した、現在のラグジュアリーなインテリアコレクション史上最もサステナブルな壁紙です。また、シャープなラインや深みのある色彩を維持する手法により、アートワーク本来の姿を忠実に表現しています。エキシビション会場の壁面を彩る壁紙は、2022年後半に、コール&サンのオンラインストア、および旗艦店で発売予定です。
キノコ型スカルプチャー:
エキシビション会場内外の随所には、2022年 サマーコレクションのテーマをサイケデリックに表現した巨大なキノコのスカルプチャーが設置されています。これらはすべて、リサイクル素材のみを使用した、100%再生可能なアクリル板「グリーンキャスト(Green Cast®)」で作られています。
没入型インフィニティルーム:
インフィニティルームでは、キノコ型のネオンが、ゲストを幻想的なマッシュルーム体験へといざないます。これらすべて、オールド ボンド ストリート旗艦店のウィンドウディスプレイを再利用したリサイクル素材を用いて制作されています。会場に流れるサウンドトラックを手掛けたのは、マルチ インストゥルメンタリストであり作曲家のコスモ シェルドレイク(Cosmo Sheldrake)。植物や菌類が成長するときに立てる生体電気音や、地中埋設型の水中聴音器が捉えた植物の根の音、土壌に生息する昆虫の鳴き声や土器の音などをミックスしています。
「素晴らしき、きのこの世界(Fantastic Fungi)」上映ルーム:
この部屋では、2019年に公開された、映像作家のルイ シュワルツバーグ(Louie Schwartzberg)による驚異のドキュメンタリー、「素晴らしき、キノコの世界」を鑑賞できます。時空を超えた旅をしながら、地中に存在する私たちの地球を救う可能性を秘めた菌糸ネットワークを探求します。この作品は、ステラ マッカートニー2022年サマー コレクションとキャンペーンの大切なインスピレーションのひとつとなっています。
マテリアル イノベーション ポップアップショップ:
厳選されたブランドのサステナブルなレディ トゥ ウェアとヴィーガンアクセサリーを、コール&サンの壁紙で装飾されたスペースにて販売予定です。
“Future of Fashion”展は、パートナーシップやリサーチベースのプロジェクトのプログラムを通して、新進気鋭のアーティストや、著名なアーティストの活動を紹介することを目的としたスペース“CASELLI 11-12”にて開催される最初のエキシビションとなります。このプロジェクトでは、ミラノの歴史的な6つのゲートのひとつで、1810年から1813年にかけて建築家ジュゼッペ ザノイア(Giuseppe Zanoia)が建設した街の象徴「ポルタ ヌオーヴァ」の改修と保存により地域社会への還元に取り組んでいます。環境への影響を最小限に抑えるべく、エキシビションに使用されるすべての素材は、ブランドの今後予定されるアクティベーションに再利用される予定です。また、ステラ マッカートニーのミラノ旗艦店でも、このインスタレーションをサポートするエクスクルーシブなイベントの開催を予定しています。
詳しくは、stellamccartney.comをご覧いただくか、ステラ マッカートニー ミラノ旗艦店(所在地:Via Santo Spirito, 3)までお問い合わせください。