アレルギー管理サービスで品質保証体制を強化。グローバル展開における協力体制を構築
外食事業者のアレルギー対応を支援してきた株式会社CAN EAT(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:田ヶ原絵里、以下「CAN EAT」)は、1946年に創業したお好み焼専門店の老舗「ぼてぢゅう」などを運営する「BOTEJYU Group」(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:栗田 英人)と業務提携しました。グローバルに通用するアレルギー管理を行い、世界中の人々に安心・安全な日本の食を届けるための協力体制を構築します。
■背景と概要
食物アレルギーの複雑化・多様化やインバウンド顧客の増加などにより、「食の多様化」現象がますます注目を集めています。世界人口の3分の1の人々に何らかの「食べられないもの」があるといわれる昨今、インバウンド対応や海外展開を進める外食事業者にとって食事制限への対応は欠かせない施策のひとつです。
食の多様化時代に向けてアレルギー対応ITサービスを提供するCAN EATは、2023年7月より、大阪発の日本食企業のパイオニアでありアジア圏を中心に海外でも幅広く店舗を展開するBOTEJYU Groupと連携しました。
2025年開催の大阪万博に向けた取り組みの一環として、CAN EATの「アレルギー管理サービス」を活用したアレルギー管理体制の強化を図り、安心・安全でおいしい日本の食を守り世界に伝えていくための基盤形成をめざします。
■提携内容
CAN EATが開発・運営するアレルギー管理サービス(https://biz.caneat.jp/allergenlist/
)をBOTEJYU Groupに導入し、世界中のお客様や従業員が全メニューの正確なアレルギー情報を素早く表示・確認できる体制を構築します。
スマートフォンで原材料ラベルを撮影するだけで自動でアレルギー判定ができる本システムは、100以上の多言語に対応。メニューの原材料やアレルギーに関する情報をいつでもどこでもあらゆる言語で確認できます。
各店舗で国内外からの問い合わせにスムーズに対応できるほか、お客様がご自身の使用言語で特定のアレルゲンを含むメニュー・含まないメニューを検索することも可能です。グローバルコミュニケーション力を強化し、あらゆる背景を持つ人々がおいしい日本の外食に安心してアクセスできる環境を整えます。
今後は食物アレルギーのみならず、ベジタリアンやヴィーガン、ハラルなど多様な宗教や食事嗜好に対応できるシステムにブラッシュアップしてまいります。だれひとり取り残さない外食の実現に向け、一層の努力を続けてまいります。
<使用例>
ぼてぢゅう渋谷店のアレルギー表
https://labeling.caneat.jp/public/g1PfdBEJca0NJXVs8r4q
※本取り組みは、SDGs2番「飢餓をゼロに」3番「すべての人に健康と福祉を」10番「人や国の不平等をなくそう」17番「パートナーシップで目標を達成しよう」に貢献しています。
■各社代表コメント
CAN EAT代表取締役社長:田ヶ原絵里
CAN EATは、食事制限があってもなくても、すべての人が平等に外食を楽しむことができる世界を目指しています。ぼてぢゅうグループ様と連携することにより、世界中の多様なバックグラウンドを持つお客様においしい日本の食文化を知っていただける本取り組みに大きな社会的意義を感じています。
これまでアレルギー表示は「品質保証の一環であり、リスク管理の手法のひとつ」と捉えられてきましたが、食の多様化がますます進む今、この品質保証に真摯に取り組んできた企業様が評価され、「お客様に選ばれる手段としての品質保証」に進化したと感じています。ぼてぢゅうグループ様とともに、外食業界にとってのイノベーティブな事例をつくっていきたいと思います。
BOTEJYU Group代表取締役社長:栗田 英人
ダイバーシティ経営を推進しているBOTEJYU Groupは、言語も違う多種多様な人たちがスマートフォン1つでアレルギー判定を行えるCAN EAT様のシステム・及びその企業理念に出逢い、お互いのビジョンがフィットしたことで今回の業務提携へと繋がりました。
アレルギー管理体制の強化は、我々がCSRとして掲げている3つの大きなテーマの1つ、「食と健康」に密接に関わることであり、私たち日本人を支えるこの国の食文化と日本食ブランドの「安心・安全」を国内外問わず守り・発信していくために、欠かせない重要な課題です。
『BOTEJYU × CAN EAT』は共に、すべての方が食を通じて人と人との絆を大切にし、より良い未来を築いていくことを目指してまいります。
『日本の食文化を守り、未来に続く、日本料理を』
■アレルギー管理サービスについて
アレルギー管理サービスは、スマートフォンで原材料ラベルを撮影するだけで簡単にアレルギーを判定し、アレルゲンごとにメニューや加工品を検索できるアプリサービスです。
時間と手間がかかる食品表示の確認作業を、ITの力で効率化・省力化。原材料ラベルの読み間違いや見落としをなくし、正確かつ効率的にアレルギー情報を表示できます。
紹介動画:https://youtu.be/QgoYSSvWGY4
<ポイント>
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スマートフォンで原材料ラベルを撮影するだけで簡単にアレルギーが判定できる。
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原材料ラベルのあらゆる表記パターンを学習した自動判定エンジンを搭載。専門家とのダブルチェックで、より正確なアレルギーチェックが可能。
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自動検索機能付き。”「卵」「乳」「小麦」を含まないメニュー” など、複雑な条件も簡単に検索できる。
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アレルギー情報をCSVで出力してプライスカードやテントカードに転記したり、ページを公開してQRコード経由でアクセスすることも可能。スタッフによるアレルギー回答ミスを削減できる。
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多言語対応済。海外のゲストも簡単にアレルギー情報を確認できる。
サービスURL:https://biz.caneat.jp/allergenlist/
導入事例:https://biz.caneat.jp/category/allergenlist/
お問い合わせフォーム:https://biz.caneat.jp/allergenlist/contact/
■株式会社CAN EATについて
「すべての人の食事をおいしく・楽しく・健康的にする」をミッションに、食べられないものがある人の外食を救うサービス「CAN EAT」はじめ、食物アレルギー当事者やアレルギー対応に取り組む外食事業者を支援するサービスの開発・運営を行っています。
会社名:株式会社CAN EAT(英語名:CAN EAT Inc.)
本社所在地:東京都新宿区天神町7番地11 No.14
代表者:代表取締役社長 田ヶ原絵里
食べられないものがある人の外食を救うサービス「CAN EAT」:https://caneat.jp
アレルギーヒアリングシステム:https://biz.caneat.jp/allergyhearing/
アレルギー管理サービス:https://biz.caneat.jp/allergenlist/
■BOTEJYU Groupについて
1946年にお好み焼専門店として誕生し、世界で142店舗(2023年7月現在)を展開する「BOTEJYU Group」は、創業以来78年以上、多くのお客様に支持されてまいりました。
当社発祥のモダン焼やマヨネーズのトッピングは、日本が誇る“粉もの文化”として定着しました。現在はお好み焼などの鉄板焼にとどまることなく、うどん、ラーメン、丼ぶりといった日本食やご当地グルメを国内外に発信しています。これからも地域の想いと歴史を大切にし、日本の食文化を世界中の人々に伝えるべく活動を続けてまいります。
業務:お好み焼専門店『ぼてぢゅう』をはじめとする飲食店運営
本社所在地:大阪府大阪市西成区岸里東2丁目1番11号 BOTEJYU Groupビル 3F
代表者:代表取締役 栗田 英人