こどもスマイリング・プロジェクト(助成:日本財団)は、多様な子どもたちに向け「職業体験型 食育プログラム」の提供を進めています。
この活動の一環として、7月31日(日)に本プロジェクトの趣旨に賛同する協力企業・株式会社ライフコーポレーションと共に「こどもフードエシカルマスター講座」をビオラル靭店(大阪市西区)にて開催し、大阪市西区の子どもたち15名が参加しました。
当日は、ライフコーポレーションのスタッフが先生となり、食品ロスの問題やどうすれば食品ロスが削減できるかについて考えました。その後、子どもたちは店内やバックヤードを実際に歩いてまわり、リサイクルボックスや廃油タンクを見学しました。また、有機JASマークなどのエシカルマークについても学び、店頭を探検し、エシカルマークのついた商品を探しました。最後に、どんな商品を見つけたかを発表しあいました。
参加した子どもたちからは「たくさんの食品ロスが出されていると聞いてびっくりした」という感想に加え、「これからは好き嫌いなく食べたい」「マークを探すのが楽しかった」など、エシカル消費についての学びを感じさせるコメントがありました。
今回の協力企業の株式会社ライフコーポレーション サステナビリティ推進部 和田さんは「子どもたちが食品や食品ロスに関心をもってくれたことが嬉しかった。今後も多くの子どもに関心をもってもらえるよう活動していきたい」と思いを語りました。
こどもスマイリング・プロジェクトは、子どもたちの心と体の成長に必要な『食』や食に関わる『職』の経験を届け、食品企業の様々な取り組みへの理解と地域への貢献を通じた持続可能な社会を目指す仕組みの構築を目指し、こうした支援の輪を広げる活動を推進していきます。
- 当日の様子
『ライフの食品ロス削減活動』
ライフコーポレーションのスタッフが先生となり、
まだ食べられるのに捨ててしまう食品(食品ロス)の問題や、
食品ロスを削減するために、スーパーマーケットが取り組んでいる
様々な工夫について紹介しました。
『エシカルマークについて知ろう』
未来の人や地球に配慮したエシカル消費(倫理的消費)を
イラストを使って、子どもにも理解しやすい形で説明しました。
色々な種類のエシカルマークがあることと、それぞれの意味を
紹介し、店頭に並んでいる商品にもエシカルマークが
ついていることを学びました。
『店内のリサイクルボックスや廃油処理のしくみを見学しよう』
地球環境に配慮した店内の取り組みを見てまわります。
お客様から回収した使用済みの食用油を精製し、
液体せっけんにして店内で使用する仕組みを見学しました。
普段見ることのできないバックヤードの見学に子どもたちはドキドキ。
その後、店内に設置されている様々な種類のリサイクルボックスを
見学しました。
『店内でエシカルマークを探そう』
グループに分かれて、エシカルマークの入った商品を
店内をまわって探しました。
有機JASマークやヴィーガン認証、MSC認証など、
エシカルマークの入った商品を集めて持ち寄り、発表しました。
『こどもフードエシカルマスター認定書授与』
イベントの最後にこどもフードエシカルマスター認定書と
ライフビオラル靭店※から、教材としてエシカルマークのついた
食品の詰め合わせをいただきました。
子どもたちからは、「マークを探すのがとても面白かった」
「たくさんの食品ロスが出されていると聞いてびっくりした」
とコメントがありました。
※ビオラル靭店
ライフコーポレーションがプロデュースするナチュラルスーパーマーケット。
オーガニック等のエシカルな商品を多数取り揃えています。
本イベントは新型コロナウイルス感染拡大防止策を講じた上で実施しました。
- 【こどもフードエシカルマスター講座とは】
「エシカル(ethical)」とは、英語で「倫理的な」という意味です。「エシカル消費」とは、買い物をする私たち一人ひとりが、必要なだけ地球から資源を使用し、環境や社会、消費者自身にとって良い商品や方法を選んで買うことです。 講座では食に関するエシカル消費を学び、子どもたちに “こどもフードエシカルマスター” を目指してもらいます。
- 【こどもスマイリング・プロジェクトとは】
子ども食堂に通うお子様を中心に、エシカル消費に関する食育プログラムを実施し、子どもたちを支援するネットワークとのリアルとデジタルでの信頼関係を構築。
子どもたちの心と体の成長に必要な『食』や食に関わる『職』などの経験を届け、食品企業の様々な取組への理解と地域への貢献を通じた持続可能な社会を目指す仕組みの構築を目指します。
URL: https://www.k-smile-ring.jp/