太田 新太郎氏、片山 沙織氏、小西 拓也氏、薄波 理沙氏、藤原 惇平氏の5名がそれぞれの部門で受賞、プレゼンテーション部門では同・藤原 惇平氏、バリーカレボージャパン審査員特別賞で牧野 有沙氏が受賞。
2022年8月10日に、チョコレートアカデミー™センター東京が主催する「チョコレート イノベーション コンテスト 2022」のファイナルが開催されました。今回のコンテストのテーマは「発見と創造」。カカオの廃棄されていた部分をまるごとアップサイクルした「ホールフルーツチョコレート EVOCAO™(エヴォカオ)」と「カカオフルーツパルプ」を必須材料として作品に使用し、革新的なレシピを作り上げた参加者の中から部門の受賞者としてのべ5名と、バリーカレボージャパン審査員審査員特別賞で1名が栄えある受賞となりました。
【入賞者一覧】チョコレート イノベーション コンテスト 2022
https://www.chocolate-academy.com/ja-JP/contest/2022/result
ホールフルーツチョコレート エヴォカオ™についてはこちら
https://www.cacao-barry.com/ja-JP/wholefruit-chocolate-revolution
カカオフルーツパルプについてはこちら
https://onl.tw/FLqBKBK
■「チョコレート イノベーション コンテスト 2022」の概要
「チョコレート イノベーション コンテスト」は、シェフやクリエイターの方の製造、企画、開発、販売スキルと創造性の向上を目的とし、チョコレートに特化した経験や年齢を問わず、幅広く参加していただけるコンテストです。第4回の今回のテーマはまるごとカカオと共にサステナブルな未来を「発見する・創造する」。サステナブルカカオを “まるごと” 使用した、チョコレートのイノベーション レシピ作品を募集しました。審査は6部門に分けて行われ、そのそれぞれで受賞者を決定しました。
■審査委員長・尾形 剛平のコメント
「チョコレート イノベーション コンテスト」の主たる目的は、シェフやクリエイターの方の製造、企画、開発、販売スキルと創造性の向上です。
6部門のカテゴリーでは、ホールフルーツチョコレートやカカオパルプなどの製品の使い方や見せ方、味わい、プレゼンテーション動画を使用して短い時間でも的確に商品を説明する力を競い合いました。未来のチョコレートマスターを育てると共に、シェフの創造力を刺激することがチョコレートアカデミーの目標であり願いでもあります。幅広い魅力的なレシピより、各部門優勝、2位、3位、を決定しました。 写真や、プレゼンテーションを競い合う製菓コンテストは他には無いと思いますが、これにはこのコンテストの最大の意味が含まれています。 製品開発を行う際、顧客視点で商品企画を行い、丁寧に伝える訴求を、味わいは勿論、パッケージやネーミング、ヴィジュアルに含める力を身につけることが今後のビジネスにおいて必ずチャンスを活かす力へと変わると信じています。今回部門優勝された作品はレベルも高く、時代のニーズに合った革新的で新しいお菓子作品でした。
この大会がシェフの皆さまのご賛同をいただいた事で、地球環境の改善や、生産者の方々の生活を守ること、より良い品質のチョコレートづくりなどに活かされること、地球にも自分にもより良い環境に寄与し、サステナビリティがあり、業界をリードするエスプリに紐づいていると信じております。 これからも、"まるごとカカオ"と共にサステナブルな未来を発見・創造して参りましょう。
■受賞者と最優秀作品のご紹介
以下が各部門の優勝者と特別賞の受賞者となります。
部門 | 受賞者名 | 所属 |
Innovative 和菓子部門 | 太田 新太郎 | 株式会社百花園 |
Innovative お土産菓子部門 | 片山 沙織 | ハイアットセントリック銀座東京 |
Innovative ペイストリー部門 | 小西 拓也 | seiichiro,NISHIZONO ※9月よりフリーランス独立開業予定 |
Innovative トラベルケーキ部門 | 薄波 理沙 | オークス株式会社 |
Innovative ショコラトリー部門 Innovative プレゼンテーション部門 |
藤原 惇平 | W OSAKA |
バリーカレボージャパン審査員特別賞 | 牧野 有沙 | 株式会社タイソンズアンドカンパニーLily cakes |
各部門賞の優勝者と審査員特別賞の皆さまに、作品テーマに込めた想いと喜びのコメントをいただきました。
- Innovative 和菓子部門
優勝者:太田 新太郎 氏((株)百花園)
自分自身の和菓子の可能性が広がればと思いコンテストに臨みました。
カカオ自体のフルーティーさを損なうことなく副素材とバランス良く組み合わせる事がとても難しかったのですが、挑戦することで多くの学びと新しい発見があり、今までにない新しいチョコレートの和菓子が出来たと思います。
また沢山の方が携わり届けられる食材を無駄なく使うことを意識するようになりました。
今回、評価していただけたことを大変光栄に思います。
- Innovative お土産菓子部門
優勝者:片山 沙織 氏(ハイアットセントリック銀座東京)
この度はこの様な名誉ある賞を頂き、とても光栄に思います。今まで破棄されてきた果肉や皮をアップサイクルして出来たエヴォカオをリスペストし、とっておきのギフト菓子を作りたいと思い、コンテストに挑戦しました。
何度も迷い、悩みましたが、支えてくれた皆様のおかげで、こうして納得いくものができあがりました。今回の経験を活かし、パティシエとして今後もサステナブルな新しい取り組みに挑戦していきたいと思います。
- Innovative ペイストリー部門
優勝者:小西 拓也 氏(seiichiro,NISHIZONO)
誰が食べても美味しいを目指し、シンプルで王道なお菓子にこだわりました。そういった普遍的な美味しさは日常に溶け込み、そこにサスティナブルな要素を加えることで、広く行き渡って欲しいという思いを込めました。
今回、このような評価を頂き大変嬉しく思っています。3回目の挑戦で、今回は勝ちたいという意気込みが強く、その想いを最後まで貫くことが出来たことに達成感を感じています。コンテストに挑戦できる環境や、関わってくれた全ての方に感謝します。本当にありがとうございました!
- Innovative トラベルケーキ部門
優勝者:薄波 理沙 氏(オークス(株))
今回の作品を受賞という形で評価して頂き、世に残せた事を大変嬉しく思っています。今回のテーマを受け、未来の地球を守っていく為に自分が今出来る事を考え、食品ロスと健康の観念からアップサイクルできるおからとサステナブルカカオを使用したヴィーガンのレシピを作成する事にしました。
今まで知らなかった事を知る機会にもなりコンクールに挑戦した事で得る経験はとても多かったように思います。
- Innovative ショコラトリー部門
- プレゼンテーション部門
優勝者:藤原 惇平 氏(W OSAKA)
(Innovative ショコラトリー部門 受賞に寄せて)
この度は受賞させていただきありがとうございます。EVOCAOとカカオパルプの味わいを活かすことを念頭に置いて、自分にしか作れないものは何だろうと考えました。ホテルの朝食時に出るパイナップルの芯を乳酸発酵させて出るシロップを使いガナッシュを作りました。従来の生クリーム主体の生チョコレートでは、サステナブルに関心を持つ人達にアプローチしにくいと思い、動物性食品を使わない生チョコレートを考えました。
(プレゼンテーション部門 受賞に寄せて)
動画の中でこだわりを話す際に、審査員の方が必ず想定する質問の答えを動画の中にいれました。パティシエでなくても分かるように、いろんな人達の意見を聞くのもポイントかと思います。サステナブルとはまだ身近なワードではありませんが、いずれ真剣に考えなくてはいけないことだと思います。私に出来ることはサステナブルな素材、製法でケーキを作り、Instagramのストーリー等で発信していくことかと思います。
- バリーカレボージャパン審査員特別賞
受賞者:牧野 有沙 氏((株)タイソンズアンドカンパニーLily cake)
この度は名誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。
本大会におきましては、カカオフルーツパルプとホールフルーツチョコレートの特徴を余す事なく、テイスト面ビジュアル面どちらにおいてもアップサイクルさせ、視覚的にもインパクトのある作品造りをしました。パティシエの原点でもあるパイ生地を見つめ直し、時間が経っても食感を損ねないパイとして、これまで伝統的な焼菓子であったパルミエを生菓子として昇華させました。
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
バリーカレボージャパンPR事務局(株式会社SEESAW内)
担当:成田・木村
barry-callebaut@seesaw.jp.net
050-3085-3475
〒150-0022
東京都渋谷区恵比寿南2-1-10 インテックス恵比寿 7F
バリーカレボーのサステナビリティへの取り組み
●ココアホライズン
バリーカレボーは2025年までに持続可能なチョコレートを標準にする計画「フォーエバーチョコレート」をグローバルに展開しています。またサステナブルなチョコレートの認証である「ココアホライズン認証」を取得した商品も多数取り扱っています。
ココアホライズンとはカカオ生産者の繁栄に焦点を当て、子供たちと自然を保護し、自立した生産者コミュニティの構築を支援する、成果重視型のプログラムです。ココアホライズン財団は、スイスの連邦基金監督局(the Federal Foundation Supervisory Authority)が監督する、独立した非営利団体です。財団が目指すものは持続可能で企業的な農業経営、生産性の向上、コミュニティ開発の促進を通じて、カカオの生産者の生活とコミュニティを改善し、子供たちと自然の保護を目指します。プログラムは現在、コートジボワール、ガーナ、カメルーン、インドネシア、ブラジル、エクアドルで実施されています。
HP:https://www.cocoahorizons.org/ja
■バリーカレボーグループについて
2019/20年度年間売上高約69億スイスフラン(63億ユーロ/76億USドル)の売上を誇る、 世界有数の高品質チョコレート製品およびココア製品の製造会社。 スイス・チューリッヒに本社を置き、 世界60カ所以上の製造工場、12,000人を超える従業員を擁しています。
「カレボー®」や「カカオバリー® 」などのグローバルブランドを持ち、 食品メーカーや、 チョコレートを使用する職人(ショコラティエ、 パティシエ、 ベーカリー、 ホテル、 レストランのシェフなど)に向けて、チョコレートを始めとしたフィリング、 デコレーション、 コーティング、 ナッツ類などの製品も提供しています。
会社概要
社名:バリーカレボージャパン株式会社
住所:
本社 群馬県高崎市宮原町2-1
東京事務所 東京都品川区大崎2-11-1 大崎ウィズタワー21階
代表取締役社長:ドゥルーヴ・バーティア
日本語ウェブサイト: https://www.barry-callebaut.com/ja-JP